「ありがとうの花」の歌詞・作詞作曲は誰?歌ネット・教科書掲載・動画を徹底解説
NHK「おかあさんといっしょ」の人気曲「ありがとうの花」は、子どもたちの歌として親しまれ、小学校の音楽学習や合唱の場にも広がってきた作品です。作詞・作曲を手がけたのは、7代目うたのおにいさんとしても知られる坂田おさむさん。2009年に番組で紹介されて以来、横山だいすけさん・三谷たくみさんの歌唱版や、歌声合成ソフトNEUTRINOによる動画など、さまざまな形で楽しまれています。
歌詞を確認する際に知っておきたいのが、歌ネットの掲載情報と、教育芸術社の出版情報に見られる作詞・作曲者の表記です。また、小学5年生の音楽教科書への掲載記録や、歌声合成による動画の広がりをたどると、この曲が長く歌い継がれてきた理由も見えてきます。2026年時点の情報をもとに、作品の基本情報、歌の意味、歴代の歌唱版、教科書との関係を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 作詞・作曲:坂田おさむさん。歌ネットと教育芸術社の曲目情報では、編曲は池毅さんと記載されています。
- 代表的な歌唱版:「おかあさんといっしょ」で親しまれた横山だいすけさん・三谷たくみさんの版があり、NEUTRINOによる歌詞付き動画も公開されています。
- 教科書掲載:教科書LODには、2019年検定の「小学生の音楽5」に掲載された記録があります。掲載年度と教科書の版を区別して確認することが大切です。
【基本情報】「ありがとうの花」はいつ、誰が作った歌なのか
「ありがとうの花」は、NHK「おかあさんといっしょ」で2009年10月の月の歌として紹介された楽曲です。作詞・作曲は坂田おさむさん、編曲は池毅さん。番組で歌われた作品が、テレビの枠を越えて学校や合唱の場にも広がっていきました。
坂田おさむさんは、1985年4月から1993年3月まで、7代目うたのおにいさんとして活動しました。番組を卒業した後も、子ども向けの楽曲を数多く手がけています。「ありがとうの花」が生まれたのは、うたのおにいさんを卒業してから約16年後にあたる2009年です。
日本童謡協会に掲載された坂田さんのインタビューでは、夜中に思い浮かんだ言葉をノートに書き留め、翌日その言葉を膨らませて歌詞やメロディーを作ることがあると紹介されています。「ありがとうの花」も、そうした創作の過程で生まれた作品の一つです。
同インタビューでは、東日本大震災の後、支援物資を受け取った子どもたちが感謝を込めてこの歌を歌う映像を見たことにも触れています。作者にとっても、歌が番組の外で人々の思いをつなぐ存在になったことを実感する出来事だったようです。
単に感謝を呼びかけるだけでなく、言葉が人から人へ伝わり、笑顔が広がっていく様子を歌にしたことが、この作品の出発点にあります。

【歌詞と歌の意味】歌ネットの掲載情報と歌い出しを確認
歌詞を調べる際の代表的な参照先が、歌詞検索サービスの「歌ネット」です。「横山だいすけ、三谷たくみ」名義の掲載ページでは、作詞・作曲が坂田おさむさん、編曲が池毅さんと記載されています。歌い出しは「ありがとうっていったら」という言葉です。
この冒頭には、曲全体のメッセージが凝縮されています。誰かに感謝を伝えると、その人の表情が明るくなり、伝えた側もうれしくなる。そうした身近な経験を出発点に、感謝の気持ちが街の中へ、さらに遠くへと広がっていくイメージが描かれています。
歌詞に登場する「花」は、実際の植物を説明するためのものではありません。一つの感謝の言葉から生まれた笑顔が、別の人の心にも伝わっていく様子を表現した比喩として読むことができます。花が咲き、風に乗って広がるというイメージによって、目には見えない感謝の連鎖が子どもにも想像しやすくなっています。
また、後半では、みんなで一緒に歌うことや、手をつなぐことが描かれます。ここで重要なのは、感謝を個人の心の中だけにとどめず、誰かと共有する行為へと結び付けている点です。歌うことそのものが、人と人とのつながりを確かめる機会になっています。
歌詞全文を確認したい場合は、歌ネットで曲名と歌唱者名を組み合わせて検索すると、該当する掲載ページを見分けやすくなります。歌い出しやサビを手掛かりにする際も、歌手名と編曲者の情報を併せて確認すると、別の歌唱版と混同しにくくなります。
【作詞・作曲の表記】坂田おさむと坂田修、池毅はどう違う?
「ありがとうの花」を調べると、作詞・作曲者が「坂田おさむ」と記載されているページがある一方、「坂田修」と表記された楽譜や動画情報も見つかります。また、一部の動画投稿ページでは、池毅さんを作曲者として表示している例もあります。
まず、坂田おさむさんと坂田修さんは、別々の人物として扱うべき名前ではありません。国立国会図書館の典拠データでは、坂田おさむさんの別名として坂田修が記録されています。そのため、作品のクレジットで名前が異なっていても、直ちに別の作詞家・作曲家が関わったことを意味するわけではありません。
次に、池毅さんの役割です。歌ネットの横山だいすけさん・三谷たくみさん版の掲載情報と、教育芸術社の曲目情報では、坂田おさむさんが作詞・作曲、池毅さんが編曲を担当したと整理されています。
作曲はメロディーそのものを生み出す仕事であり、編曲は、そのメロディーを歌や伴奏、楽器の組み合わせなどによって演奏できる形に整える仕事です。両者は異なる役割です。
したがって、池毅さんを作曲者とする一部の動画情報については、歌ネットや教育芸術社の曲目情報と一致しない点に注意が必要です。動画のタイトルや説明欄は投稿者が作成した情報であるため、楽曲の正式なクレジットを確認する場合は、歌詞データベースや出版社の資料を優先するのが適切です。

【比較表】横山だいすけ・三谷たくみ版、教科書、NEUTRINO版の違い
同じ「ありがとうの花」でも、掲載されている歌唱者や利用される場面によって、情報の見え方は異なります。主要な資料を照らし合わせると、次のように整理できます。
| 対象・資料 | 確認できる情報 | 見るときのポイント |
|---|---|---|
| 楽曲の基本情報 | 2009年10月に「おかあさんといっしょ」で紹介。作詞・作曲は坂田おさむさん、編曲は池毅さん。 | 作品の成立時期と、後年の音源の発売日を区別する。 |
| 歌ネットの掲載情報 | 横山だいすけさん・三谷たくみさん版を掲載。発売日表示は2019年10月16日。 | この発売日表示は掲載された音源に関する情報で、曲の誕生年そのものではない。 |
| 小学5年生の音楽教科書 | 教科書LODに、2019年検定の教育芸術社「小学生の音楽5」第5学年、68ページの掲載記録がある。 | 特定の検定年度の掲載実績であり、すべての年度の教科書に収録されていることを意味しない。 |
| NEUTRINO歌唱動画 | 歌声合成を利用した歌詞付き動画が公開されている。2023年公開版と2025年公開版が確認できる。 | 番組出演者本人の歌唱音源とは異なる、合成音声によるカバーとして楽しむ。 |
この比較から分かるのは、一つの楽曲が、番組での歌唱、音源の販売、学校教育、動画配信という異なる経路で受け継がれていることです。各資料が扱っている対象を見極めれば、発売日やクレジットの違いによる混乱を避けられます。
【小学5年生の音楽教科書】掲載情報と学校で歌われる理由
「ありがとうの花」は、小学校の音楽教科書への掲載でも知られています。教科書LODの書誌情報では、教育芸術社の2019年検定版「小学生の音楽5」に、単元「ありがとうの花」が掲載されており、対象学年は小学5年生、該当ページは68ページと記録されています。
ここで押さえておきたいのは、教科書の掲載情報には検定年度や版の違いがあることです。2019年検定版に掲載された記録があるからといって、2026年度に使用されるすべての教科書にも同じ形で収録されているとは限りません。学校で使用する教材を確認する場合は、教科書の年度と出版社を併せて確認する必要があります。
この曲が音楽学習に取り入れやすい理由は、歌詞の内容が日常生活に結び付いている点にあります。感謝を伝えること、相手の表情を想像すること、周囲の人と一緒に歌うことは、子どもたちが身近な経験から考えられるテーマです。
さらに、繰り返されるサビが曲の中心的なメッセージを伝え、クラス全体で歌うときにも共有しやすい構成になっています。音楽の授業では、歌詞の意味を考えるだけでなく、声をそろえることや、ほかの人の歌声を聴きながら歌うことにもつなげられます。
合唱や学級活動で取り上げる場合には、歌詞の意味を自分の経験と結び付けて考える方法もあります。例えば、感謝を伝えたときに相手がどのような反応をしたかを思い出すことで、歌の内容を具体的に理解しやすくなります。

【NEUTRINO歌唱動画】現在も「ありがとうの花」が歌われる理由
「ありがとうの花」は、テレビ番組や学校での歌唱に加え、歌声合成技術を利用した動画でも親しまれています。その代表的な例が、ニューラルネットワークを利用した歌声合成ソフト「NEUTRINO」によるカバーです。
動画チャンネル「みんなのおんがくしつ」は、2023年10月28日に「ありがとうの花」のNEUTRINO歌唱動画を公開しました。動画の説明では、東北きりたん、東北ずん子、東北イタコ、めろう、No.7などの歌声を利用したことが紹介されています。ユーチュラの集計では、この2023年公開版は2026年10月21日時点で約477万回再生に達しています。
同チャンネルは2025年1月17日にも、歌詞付きの「ありがとうの花」を公開しています。歌詞を目で追いながら聴ける動画は、歌い出しを確認したい人や、子どもと一緒に歌いたい人にとって利用しやすい形式です。ただし、これらは歌声合成によるカバーであり、横山だいすけさん・三谷たくみさん本人の歌唱版とは別の音源です。
この曲が長く歌われている背景には、いくつかの要素があります。第一に、感謝という誰もが経験する気持ちを扱っていること。第二に、歌詞の表現が分かりやすく、年齢を問わず意味を受け取りやすいこと。第三に、番組の歌唱映像、音源、教科書、合唱、歌詞付き動画など、触れる機会が複数あることです。
特に、歌詞の中心にあるのは、感謝の言葉が一人の中にとどまらず、ほかの人へと伝わっていくという考え方です。学校ではクラス全員で歌う曲として、家庭では親子で楽しむ曲として、動画配信では歌声やアレンジを聴き比べる曲として、それぞれ異なる楽しみ方ができます。
歴代のうたのおにいさんとの関係を考えるときも、作った人と歌った人を分けて捉えることが大切です。坂田おさむさんは7代目うたのおにいさんとして知られますが、「ありがとうの花」は番組を卒業した後に制作した作品です。横山だいすけさん・三谷たくみさんの歌唱版が広く親しまれたことと、坂田さんが作詞・作曲したことは、互いに異なる役割として理解できます。
【ありがとうの花】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「ありがとうの花」の作詞・作曲者は誰ですか?
A1:坂田おさむさんです。歌ネットと教育芸術社の曲目情報では、編曲は池毅さんとされています。資料によって「坂田修」と表記される場合もありますが、国立国会図書館の典拠データでは坂田修は坂田おさむさんの別名として記録されています。
Q2:「ありがとうの花」の歌い出しと歌詞はどこで確認できますか?
A2:歌ネットに掲載されている「横山だいすけ、三谷たくみ」版の歌詞ページで確認できます。歌い出しは「ありがとうっていったら」です。歌詞を探すときは、曲名だけでなく歌唱者名も併せて検索すると、該当する掲載情報を見つけやすくなります。
Q3:「ありがとうの花」は小学5年生の音楽教科書に載っていますか?
A3:教科書LODには、教育芸術社の2019年検定版「小学生の音楽5」の第5学年、68ページに掲載された記録があります。ただし、教科書は検定年度や版によって収録内容が異なるため、現在使用されている教科書については年度と出版社を確認してください。
Q4:NEUTRINO版は横山だいすけさん・三谷たくみさんの歌唱音源ですか?
A4:いいえ。NEUTRINO版は歌声合成技術を利用したカバーです。番組で親しまれた歌唱版とは別の音源であり、合成音声ならではの歌声で楽曲を楽しめます。
まとめ:作品の基本情報を押さえて「ありがとうの花」を楽しもう
「ありがとうの花」は、坂田おさむさんが作詞・作曲し、2009年に「おかあさんといっしょ」で紹介された楽曲です。横山だいすけさん・三谷たくみさんの歌唱版をはじめ、学校の音楽学習やNEUTRINOによる歌詞付き動画など、さまざまな形で親しまれています。
情報を確認する際は、作詞・作曲者と編曲者の役割を区別し、歌ネットの掲載情報、教育芸術社の曲目情報、教科書LODの書誌記録をそれぞれの目的に応じて参照することが大切です。特に、歌詞の表記や発売日、教科書の掲載年度は、同じ作品でも資料によって扱っている対象が異なる場合があります。
この曲の魅力は、感謝の気持ちを言葉にすることが、相手の笑顔につながり、その笑顔がさらに周囲へ広がっていくというメッセージにあります。親子で歌うときも、学校で合唱するときも、歌詞の意味を考えながら聴くと、作品の伝えたい思いがより身近に感じられるはずです。 (出典: ありがとう の 花(Yahoo!ニュース))