ポケモン映画歴代全23作を公開順に一覧!興収TOP10・主題歌・2027年新作を徹底解説
1998年公開の『ミュウツーの逆襲』から、2020年の『劇場版ポケットモンスター ココ』まで、ポケモン映画は20年以上にわたり、冒険や友情、命の尊さを描いてきました。歴代作品を振り返ると、伝説のポケモンをめぐる壮大な物語から、人間とポケモンの絆を中心にした作品まで、時代ごとの変化が見えてきます。
2026年の最新情報として注目したいのが、2027年に世界公開予定の新作『ポケモン:ワイルドカード』です。約7年ぶりとなる長編アニメーション映画の発表によって、劇場版シリーズは新たな段階へ進もうとしています。この記事では、歴代映画の公開順一覧、主題歌、同時上映作品、興行収入ランキングTOP10、そして「全23作品」「全24本」「全33作品」という表記の違いまで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代作品:1998年の『ミュウツーの逆襲』から2020年の『ココ』まで、シリーズの通算ナンバリングでは全23作。2011年の2作品を別々に数えると長編は24本。
- 興行収入:歴代最高として広く知られるのは『ミュウツーの逆襲』の72.4億円。『ルギア爆誕』が64.0億円で続く。
- 2026年最新情報:新作『ポケモン:ワイルドカード』が2027年に全世界公開予定。ポケモンカードゲームを題材にした作品として発表された。
【2026年最新】ポケモン映画は2027年の新作発表で新たな展開へ
ポケモン映画の歴史を語るうえで、2020年12月25日公開の『劇場版ポケットモンスター ココ』は大きな節目に当たります。それまで毎年夏を中心に公開されてきた劇場版シリーズは、同作以降、長編アニメーション映画の新作が発表されない期間に入りました。
その状況を変えたのが、2026年8月31日に発表された『ポケモン:ワイルドカード』です。ポケモン公式サイトや公式映像、オリコンなどの報道によると、2027年から全世界公開される予定で、ポケモンカードゲームを題材にした長編アニメーション映画となります。
2027年・全世界公開予定
ポケモンカードゲームのチャンピオンを目指すプレイヤーと、ミミッキュが物語の中心となる新作です。
監督は北田勝彦、キャラクターデザインは林明美、アニメーション制作はCloverWorksが担当します。
今回の発表で興味深いのは、これまでの劇場版でおなじみだった伝説のポケモンや世界規模の危機だけでなく、カードゲームに挑戦するプレイヤーを物語の中心に据えた点です。公式の発表でも「物語の主役はプレイヤー。そして、ミミッキュ。」と紹介されています。
ただし、2026年10月24日時点で公表されているのは2027年の公開予定と主要スタッフなどの情報です。具体的な公開日、声優キャスト、主題歌、詳細なあらすじについては、公式の続報を待つ必要があります。
新作の発表は、1998年から続いてきた映画シリーズを見直す絶好の機会でもあります。初期作品のミュウツーやルギアをめぐる物語と、近年の『ココ』、そしてカードゲームを題材とする新作を比較すれば、ポケモンというブランドが映画で描こうとしてきた世界の広がりが見えてきます。

【公開順一覧】歴代ポケモン映画23作・主題歌・同時上映作品・興行収入を総まとめ
まずは、歴代の劇場版ポケットモンスターを公開年順に確認しましょう。以下は、ポケモン公式サイトの映画作品一覧、各作品の公式情報、日本映画製作者連盟などの興行統計を参考に整理した一覧です。
主題歌欄には、各作品を代表するエンディングテーマやメインテーマを中心に掲載しています。作品によってはオープニング曲や劇中歌も重要な役割を担うため、2020年の『ココ』のように複数の楽曲を記載しています。
| 通算 | 公開年・作品名 | 代表的な主題歌・アーティスト | 興行収入の目安 | 同時上映の短編作品 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1998年『ミュウツーの逆襲』 | 「風といっしょに」/小林幸子 | 72.4億円 | 『ピカチュウのなつやすみ』 |
| 2 | 1999年『幻のポケモン ルギア爆誕』 | 「toi et moi」/安室奈美恵 | 64.0億円 | 『ピカチュウたんけんたい』 |
| 3 | 2000年『結晶塔の帝王 ENTEI』 | 「虹がうまれた日」/森公美子 | 48.5億円 | 『ピチューとピカチュウ』 |
| 4 | 2001年『セレビィ 時を超えた遭遇』 | 「明日天気にしておくれ」/藤井フミヤ | 39.0億円 | 『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』 |
| 5 | 2002年『水の都の護神 ラティアスとラティオス』 | 「ひとりぼっちじゃない」/coba&宮沢和史 | 26.7億円 | 『ピカピカ星空キャンプ』 |
| 6 | 2003年『七夜の願い星 ジラーチ』 | 「小さきもの」/林明日香 | 45.0億円 | 『おどるポケモンひみつ基地』 |
| 7 | 2004年『裂空の訪問者 デオキシス』 | 「L・O・V・E・L・Y ~夢見るLOVELY BOY~」/Tommy february6 | 43.8億円 | なし |
| 8 | 2005年『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』 | 「はじまりのうた」/PUFFY | 43.0億円 | なし |
| 9 | 2006年『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』 | 「守るべきもの」/Sowelu | 34.0億円 | なし |
| 10 | 2007年『ディアルガVSパルキアVSダークライ』 | 「I Will Be With You (Where The Lost Ones Go)」/サラ・ブライトマン feat. クリス・トンプソン | 50.2億円 | なし |
| 11 | 2008年『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』 | 「ONE」/Crystal Kay | 48.0億円 | なし |
| 12 | 2009年『アルセウス 超克の時空へ』 | 「心のアンテナ」/中川翔子 | 46.7億円 | なし |
| 13 | 2010年『幻影の覇者 ゾロアーク』 | 「アイスクリーム シンドローム」/スキマスイッチ | 41.6億円 | なし |
| 14 | 2011年『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』/『ビクティニと白き英雄 レシラム』 | 「宙 -そら-」「響 -こえ-」/Every Little Thing | 43.3億円(2作合算) | なし |
| 15 | 2012年『キュレムVS聖剣士 ケルディオ』 | 「Memories」/ローラ | 36.1億円 | 『メロエッタのキラキラリサイタル』 |
| 16 | 2013年『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』 | 「笑顔」/いきものがかり | 31.7億円 | 『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』 |
| 17 | 2014年『破壊の繭とディアンシー』 | 「夜明けの流星群」/SCANDAL | 29.1億円 | 『ピカチュウ、これなんのカギ?』 |
| 18 | 2015年『光輪の超魔神 フーパ』 | 「Tweedia」/安田レイ | 26.1億円 | 『ピカチュウとポケモンおんがくたい』 |
| 19 | 2016年『ボルケニオンと機巧のマギアナ』 | 「ポストに声を投げ入れて」/YUKI | 21.5億円 | なし |
| 20 | 2017年『キミにきめた!』 | 「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」/林明日香 | 35.5億円 | なし |
| 21 | 2018年『みんなの物語』 | 「ブレス」/ポルノグラフィティ | 30.9億円 | なし |
| 22 | 2019年『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』 | 「風といっしょに」/小林幸子&中川翔子 | 29.8億円 | なし |
| 23 | 2020年『劇場版ポケットモンスター ココ』 | 「ただいまとおかえり」/木村カエラ、「ふしぎなふしぎな生きもの」/トータス松本、「ココ」/Beverly | 20.2億円 | なし |
※興行収入は各種ランキングなどで広く参照される公表・集計値を基にした目安です。1998年・1999年の作品は当時の配給収入方式との比較に注意が必要です。また、2011年は2作品の合算値であり、各作品の興行収入を個別に示したものではありません。併映短編がある年は、興行成績が上映プログラム全体の数字として扱われる場合があります。
一覧から分かるのは、シリーズが単に毎年同じ形式の映画を制作してきたわけではないということです。初期は長編とピカチュウ中心の短編を組み合わせた夏休みの映画体験が定着し、その後は伝説のポケモンを軸とした壮大な物語、さらにサトシの旅を新たな視点で描く作品へと変化していきました。
【興行収入ランキングTOP10】歴代ポケモン映画のヒット作を比較
ポケモン映画の人気を数字で比較する場合、まず確認したいのが興行収入です。日本映画製作者連盟の統計や興行ランキングなどで一般的に参照される数値を基にすると、上位には1990年代後半から2000年代前半の作品が多く並びます。
- 第1位:『ミュウツーの逆襲』(1998年)72.4億円 — 人間によって生み出されたミュウツーが、自分の存在意義と人間への憎しみに向き合うシリーズの原点。
- 第2位:『幻のポケモン ルギア爆誕』(1999年)64.0億円 — ルギアをめぐる壮大な冒険と、世界の均衡を守るというテーマが印象的な作品。
- 第3位:『ディアルガVSパルキアVSダークライ』(2007年)50.2億円 — 時間と空間を司る伝説のポケモンが対峙し、ダークライの存在が物語の鍵を握る。
- 第4位:『結晶塔の帝王 ENTEI』(2000年)48.5億円 — 少女ミーと、彼女の願いから生まれたエンテイを通じて、親子の絆を描く。
- 第5位:『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』(2008年)48.0億円 — 反転世界を舞台に、ギラティナとシェイミの関係を描く冒険活劇。
- 第6位:『アルセウス 超克の時空へ』(2009年)46.7億円 — ポケモン世界の創造に関わるアルセウスを中心に、人間との約束や歴史が描かれる。
- 第7位:『七夜の願い星 ジラーチ』(2003年)45.0億円 — 千年に一度目覚めるジラーチと、少年マサトたちの出会いを描く物語。
- 第8位:『裂空の訪問者 デオキシス』(2004年)43.8億円 — デオキシスとレックウザの対立に、科学技術や人間社会の不安が重なる。
- 第9位:『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラム』(2011年)43.3億円 — 同じ年に公開された2作品の合算値。ビクティニをめぐる物語を異なる視点から描いた。
- 第10位:『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』(2005年)43.0億円 — 波導を操るルカリオと、アーロンをめぐる過去の謎が物語を動かす。
このランキングで注意したいのは、興行収入と作品の評価が必ずしも一致しないことです。興行収入は公開当時の観客動員を考えるうえで有用ですが、物語の完成度、音楽の印象、キャラクターへの愛着、後年の再評価まですべて測れる数字ではありません。
例えば『水の都の護神 ラティアスとラティオス』は、興行収入では歴代TOP10に入っていません。一方で、水の都を舞台にした雰囲気や、ラティアスとラティオスをめぐる切ない物語を楽しみたい人には、有力な鑑賞候補です。『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』も、興行収入だけでは伝わらないキャラクターの葛藤や過去のドラマが見どころになります。
また、ランキングの数字は作品単独の成績なのか、同時上映を含む上映プログラムの成績なのかによって解釈が変わります。2011年の2作品も合算値で掲載されているため、個々の作品の優劣を単純に比較するのは適切ではありません。

【歴代主題歌一覧の見どころ】安室奈美恵・サラ・ブライトマンから『ココ』まで
ポケモン映画の魅力を語るうえで、主題歌は欠かせません。テレビアニメの楽曲を映画向けにアレンジした時代から、映画の物語に寄り添う書き下ろし曲を起用する時代まで、音楽にもシリーズの変化が表れています。
特に印象的なのが、1999年の『幻のポケモン ルギア爆誕』のエンディングテーマ「toi et moi」です。歌唱を担当した安室奈美恵の存在感もあり、ポケモン映画の楽曲がアニメファン以外の音楽ファンにも届いた代表例となりました。
2007年の『ディアルガVSパルキアVSダークライ』では、サラ・ブライトマンがクリス・トンプソンとともに「I Will Be With You (Where The Lost Ones Go)」を歌唱。海外でも活動するアーティストを起用したことで、作品の壮大な世界観を音楽面から支えています。サラ・ブライトマン本人の公式情報でも、同曲が第10作のテーマソングとして紹介されています。
初期作品を象徴する楽曲としては、1998年の『ミュウツーの逆襲』のエンディングテーマ「風といっしょに」も重要です。2019年の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』では小林幸子と中川翔子による新たなバージョンが採用され、初代映画の記憶とリメイク作品を音楽でつなぎました。
近年の作品では、主題歌だけでなく、複数の楽曲が物語の一部として組み込まれる傾向も見られます。2020年の『ココ』では、Beverlyの「ココ」、トータス松本の「ふしぎなふしぎな生きもの」、木村カエラの「ただいまとおかえり」などが作品を彩りました。特に親子や家族の関係を描く物語では、歌詞や歌声が登場人物の感情を補う役割を担っています。
歴代主題歌を聴き比べる際は、アーティストの知名度だけでなく、楽曲が映画のどの場面で流れるかにも注目してみてください。エンディングで物語を振り返る曲と、劇中で登場人物の心情を伝える曲とでは、同じ映画音楽でも役割が異なります。
【全23作品・全24本・全33作品の違い】同時上映の短編を含めると何本?
ポケモン映画を調べると、「全23作品」「全24作品」「全33作品」という異なる表記を見かけます。これは、作品の数え方と、長編以外の短編作品を含めるかどうかが異なるためです。
- 全23作:1998年から2020年までの長編シリーズを、2011年の2作品を1つのシリーズ枠として扱い、通算ナンバリングで数えた場合。
- 全24本:2011年の『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』と『ビクティニと白き英雄 レシラム』を、それぞれ独立した長編映画として数えた場合。
- 全33作品:通算23作の長編シリーズに、同時上映されたピカチュウ中心の短編10作品を加えた数え方。
つまり、全33作品という表記は、長編のシリーズ枠23作と短編10作品を合算したものとして理解すると分かりやすくなります。2011年の2作品を別々に数える方式で短編10作品も加えれば34本となるため、作品数だけを見て誤りと判断する必要はありません。
同時上映の短編は、1998年の『ピカチュウのなつやすみ』から始まり、2003年の『おどるポケモンひみつ基地』まで、初期の映画体験を支えてきました。その後も2012年の『メロエッタのキラキラリサイタル』、2013年の『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』、2014年の『ピカチュウ、これなんのカギ?』、2015年の『ピカチュウとポケモンおんがくたい』などが公開されています。
短編は、長編とは違った楽しみ方ができる点が魅力です。伝説のポケモンや世界の危機を中心とする長編に対し、短編ではピカチュウたちの日常や仲間同士の交流、音楽や遊びが中心となります。ポケモンのかわいらしさやコミカルな表情を楽しみたい人には、短編も見逃せない存在です。
なお、2019年公開の実写映画『名探偵ピカチュウ』は、ゲームを原作とする別系統の作品です。長編アニメーション映画の歴代一覧や、同時上映短編を含めた集計とは分けて考えると、作品数を整理しやすくなります。
【歴代作品の見どころ】初代から『ココ』まで、時代ごとに変わった物語
歴代ポケモン映画は、公開順に追うことで作品ごとの違いが見えてきます。ここでは、物語のテーマやシリーズの転換点に注目して、特に押さえておきたい作品を紹介します。
1998年『ミュウツーの逆襲』:シリーズの原点にある存在意義の問い
初代『ミュウツーの逆襲』は、単なるポケモン同士のバトルにとどまらず、人工的に生み出されたミュウツーが自分の存在意義を問い、人間への怒りと向き合う物語です。生み出した側と生み出された側、オリジナルとコピーというテーマは、子ども向け作品の枠を越えて考えさせられる要素を持っています。
歴代最高クラスの興行成績を残した背景には、テレビアニメの人気に加え、劇場版ならではのスケールと、登場人物の葛藤を正面から描いた物語がありました。シリーズの原点を知りたい人には、最初に観ておきたい作品です。
1999~2006年:伝説のポケモンと人間の関係を描いた時代
『ルギア爆誕』『結晶塔の帝王 ENTEI』『セレビィ 時を超えた遭遇』『七夜の願い星 ジラーチ』など、初期から中期の作品では、伝説や幻のポケモンと人間との出会いが物語の中心になりました。
この時期の特徴は、ポケモンが単なる強力な存在として描かれるのではなく、人間の願いや過去、自然との関係に深く結びついていることです。特に『七夜の願い星 ジラーチ』は、限られた時間の中で生まれる友情や別れを描く作品として、冒険と感情の両面を楽しめます。
『水の都の護神 ラティアスとラティオス』も、歴代作品を振り返る際に外せません。都市の景観や水辺の描写、ラティアスとラティオスの関係など、独特の雰囲気を持った作品です。興行収入ランキングだけでは見つけにくい作品を探している人にも向いています。
2007~2016年:伝説のポケモンをめぐる大規模な物語
2007年の『ディアルガVSパルキアVSダークライ』から2009年の『アルセウス 超克の時空へ』にかけては、時間、空間、生命の起源など、ポケモン世界の根幹に関わるテーマが前面に出てきます。複数の伝説のポケモンが関わるため、迫力あるバトルや世界規模の危機を楽しみたい人におすすめの時期です。
一方、『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』は、ルカリオとアーロンをめぐる物語を通じて、信頼や犠牲、過去の選択を描きます。派手なバトルだけでなく、ポケモンと人間の関係を深く掘り下げた作品を観たい人に適しています。
2011年のビクティニ作品は、同じ世界観を異なる構成で描いた点が特徴です。2012年以降もケルディオ、ゲノセクト、ディアンシー、フーパ、ボルケニオンなど、各作品の主役となるポケモンを中心に新しい物語が展開されました。
2017年『キミにきめた!』:サトシの物語を別の視点から再構成
『キミにきめた!』は、サトシとピカチュウの出会いを改めて描いた作品です。長年のシリーズを知らない観客でも入りやすいように、原点を意識した物語が展開されます。
歴代作品をすべて観ていない人や、テレビアニメの初期を懐かしく感じる人にとって、シリーズへの入口となる一作です。興行収入も35.5億円を記録し、直前の2016年作品から持ち直しました。
2018年『みんなの物語』:複数の人物の視点から描く絆
『みんなの物語』は、サトシとピカチュウだけでなく、異なる事情を抱える人々がそれぞれの立場から物語に関わる構成が特徴です。ポケモンとの関係は、トレーナーと相棒という形だけではありません。人間同士の関係や、過去の経験を乗り越える過程も描かれます。
シリーズに慣れ親しんだ人はもちろん、登場人物のドラマを重視する人にもおすすめです。伝説のポケモンの強さより、複数の人物の成長やつながりを楽しみたい場合に適しています。
2020年『ココ』:親子と人間・ポケモンの境界を描く節目の作品
『劇場版ポケットモンスター ココ』は、ポケモンに育てられ、自分をポケモンだと信じている少年ココと、サトシ、ピカチュウの出会いを描きます。自分は何者なのか、誰と家族になれるのかという問いを通じて、人間とポケモンの絆を掘り下げました。
1998年の『ミュウツーの逆襲』が、自らの存在意義に苦悩するポケモンの物語だったことを思い返すと、『ココ』にも共通するテーマが見えてきます。どちらも、種族や生まれ方だけで存在の価値が決まるわけではないという問いを含んでいます。
シリーズの歩みを振り返りたい人にとって、『ココ』は重要な区切りとなる作品です。2027年の『ポケモン:ワイルドカード』がどのような物語を描くのかを考えるうえでも、直前の長編作品として押さえておく価値があります。
【プロの結論】興行収入だけでなく、観たいテーマで作品を選ぶ
ポケモン映画を選ぶ際、興行収入ランキングは有力な出発点です。しかし、最も興行収入が高い作品が、すべての人にとって最も面白い作品とは限りません。選ぶ際は、次のような基準を使うと、自分に合った作品を見つけやすくなります。
- シリーズの原点を知りたい人:『ミュウツーの逆襲』。シリーズ初期のテーマやサトシたちの冒険を知る入口になります。
- 壮大なバトルが観たい人:『ルギア爆誕』『ディアルガVSパルキアVSダークライ』『アルセウス 超克の時空へ』。
- 感情に訴える物語を観たい人:『七夜の願い星 ジラーチ』『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』『ココ』。
- シリーズを知らなくても入りやすい作品を探す人:『キミにきめた!』や『みんなの物語』。
- 懐かしい音楽も楽しみたい人:『ミュウツーの逆襲』『ルギア爆誕』『ディアルガVSパルキアVSダークライ』など、主題歌にも注目した作品選びがおすすめです。
逆に、歴代の設定や登場人物の関係を最初から把握したい人が、特定の時期の作品だけを観ると、シリーズ全体の変化をつかみにくいことがあります。その場合は1998年から公開順に観るか、まず興味のある作品を1本選び、気に入ったテーマから前後の作品へ広げる方法が向いています。
【ポケモン映画歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ポケモン映画は全部で何作品ありますか?
A1:1998年の『ミュウツーの逆襲』から2020年の『ココ』まで、通算ナンバリングでは全23作です。2011年のビクティニ作品を2本の独立した長編として数えると24本になります。さらに同時上映の短編10作品を加えた「全33作品」という数え方もあります。
Q2:ポケモン映画の歴代興行収入1位はどの作品ですか?
A2:一般的な歴代ランキングで1位とされるのは、1998年公開の『ミュウツーの逆襲』で、興行収入は72.4億円です。2位は『幻のポケモン ルギア爆誕』の64.0億円です。ただし、公開当時の集計方式や上映プログラムの扱いには違いがあるため、数値を比較する際は注意が必要です。
Q3:2026年時点でポケモン映画の最新作は何ですか?
A3:公開済みの長編アニメーション映画では、2020年の『劇場版ポケットモンスター ココ』が最新作です。一方、2026年8月31日に『ポケモン:ワイルドカード』の制作が発表され、2027年の全世界公開が予定されています。公開日や声優キャスト、主題歌などの詳細は、公式からの続報が待たれます。
まとめ:歴代ポケモン映画は作品数の違いを理解し、2027年の新作に備えよう
ポケモン映画の歴史は、1998年の『ミュウツーの逆襲』から2020年の『ココ』まで、伝説のポケモンとの出会い、友情、命の尊さ、人間とポケモンの絆を描きながら発展してきました。歴代作品を公開順に整理すると、物語のテーマや主題歌、同時上映の短編にも時代ごとの特徴が表れています。
作品数については、通算ナンバリングの全23作、2011年の2作品を別々に数えた全24本、同時上映短編10作品を含めた全33作品という違いを押さえることが大切です。興行収入ランキングは人気を測る一つの目安ですが、作品選びでは物語のテーマや音楽、好きなポケモンも判断材料になります。
そして2027年には、ポケモンカードゲームを題材にした『ポケモン:ワイルドカード』が登場する予定です。新作の公開を待つ間に、初代から『ココ』までの作品を振り返れば、長く続いてきたシリーズの魅力と変化をより深く楽しめるはずです。 (出典: ポケモン 映画 歴代(Yahoo!ニュース))