一万円札の歴代全4種類を比較!発行年・裏面・旧札の価値と見分け方【2026年最新】
2026年現在、日本の一万円札には、聖徳太子、福沢諭吉、渋沢栄一の3人が肖像として採用されてきた歴史があります。戦後の一万円札は、C号券・D号券・E号券・F号券の全4種類に分類され、1958年(昭和33年)の初代発行から、2024年(令和6年)の新紙幣登場まで、デザインや偽造防止技術が進化してきました。
手元に古い一万円札がある場合、気になるのは「今でも使えるのか」「額面以上の価値があるのか」という点でしょう。実は、発行が停止された聖徳太子や福沢諭吉の一万円札も、現在有効な銀行券です。この記事では、日本銀行と国立印刷局の公表情報をもとに、歴代一万円札の発行年、肖像、裏面デザイン、D号券とE号券の違い、旧札の交換方法、プレミア価値の判断基準まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代の種類:戦後の一万円札はC号券・D号券・E号券・F号券の全4種類で、肖像は聖徳太子・福沢諭吉・渋沢栄一の3人。
- 旧札の有効性:聖徳太子や福沢諭吉の旧一万円札も、現在有効な銀行券であり、発行停止と通用停止は別の意味。
- プレミア価値:ゾロ目などの珍しい記番号や製造上のエラー、未使用に近い保存状態によって、額面を上回る評価が付く場合がある。
【2026年最新】一万円札の歴代はC号券からF号券まで全4種類
日本銀行券の一万円札は、1958年12月1日に初めて発行されました。初代の肖像は聖徳太子で、その後、福沢諭吉がD号券・E号券の2世代にわたって採用され、2024年7月3日からは渋沢栄一のF号券が登場しています。
国立印刷局では、戦後の紙幣を発行順にA券・B券・C券・D券・E券・F券と区別しています。したがって、歴代一万円札を整理する際には、肖像の人物だけでなく、券種を表すアルファベットにも注目する必要があります。
2026年10月時点で押さえておきたいのは、次の3点です。
- C号券:聖徳太子を描いた初代一万円札。1958年発行。
- D号券・E号券:福沢諭吉を描いた一万円札。1984年と2004年にそれぞれ発行開始。
- F号券:渋沢栄一を描いた現行の新一万円札。2024年7月3日発行開始。
ここで注意したいのは、人物が3人だから紙幣も3種類というわけではないことです。福沢諭吉の一万円札には、裏面の図柄やホログラムの有無が異なるD号券とE号券が存在します。この違いを理解すると、古い紙幣の年代や特徴を判断しやすくなります。

【発行年・肖像・裏面】歴代一万円札4種類を一覧表で比較
歴代一万円札の種類を見分けるには、肖像、発行開始日、裏面の図柄、ホログラムの有無を確認するのが基本です。日本銀行と国立印刷局が公開している券種情報をもとに、4種類の特徴を整理しました。
| 券種 | 発行開始日 | 表面の肖像 | 裏面の主な図柄 | 見分けるポイント |
|---|---|---|---|---|
| C号券 | 1958年12月1日 | 聖徳太子 | 鳳凰文様を含む彩紋模様 | 大型の券面で、ホログラムはない。透かしには法隆寺夢殿を採用。 |
| D号券 | 1984年11月1日 | 福沢諭吉 | 2羽のキジ | ホログラムがない。記番号は発行時の黒色のほか、部分改刷後の褐色もある。 |
| E号券 | 2004年11月1日 | 福沢諭吉 | 平等院鳳凰堂の鳳凰像 | 表面にホログラムがある。D号券より新しいデザイン。 |
| F号券 | 2024年7月3日 | 渋沢栄一 | 東京駅・丸の内駅舎 | ストライプ型3Dホログラム、高精細な透かし、大型の額面数字を採用。 |
表の4種類は、肖像と裏面を組み合わせるだけでも大部分を判別できます。特に、聖徳太子のC号券は縦84mm・横174mmで、後のD号券以降の縦76mm・横160mmとは大きさが異なります。
聖徳太子のC号券は1958年発行の初代一万円札
C号券は、1958年12月1日に発行が始まった日本初の一万円札です。表面には聖徳太子の肖像、裏面には鳳凰文様を含む精緻な彩紋模様が描かれています。透かしには法隆寺夢殿が採用されました。
日本銀行の公表情報によると、C号券の発行は1986年1月4日に停止されています。ただし、発行停止は、その日から紙幣としての効力が失われたことを意味しません。現在も有効な銀行券であるため、古いからといって処分する必要はありません。
福沢諭吉のD号券とE号券は裏面が違う
福沢諭吉の一万円札は、1984年11月1日発行開始のD号券と、2004年11月1日発行開始のE号券に分かれます。D号券の裏面には2羽のキジ、E号券には平等院鳳凰堂の鳳凰像が描かれています。
さらに、E号券にはホログラムが採用されています。D号券には通常のホログラムがないため、肖像が同じでも、表面の光る部分と裏面の鳥の図柄を確認すれば見分けられます。
渋沢栄一のF号券は2024年に登場
F号券は2024年7月3日に発行が始まりました。表面には実業家の渋沢栄一、裏面には東京駅の丸の内駅舎が描かれています。寸法は縦76mm・横160mmで、E号券と同じです。
日本銀行の発行開始に関する公表資料では、3Dホログラムなどの偽造防止技術に加え、額面数字の大型化など、誰もが使いやすいユニバーサルデザイン上の工夫が紹介されています。F号券は、単に肖像を変更しただけでなく、識別性と偽造防止性能を高めた紙幣です。
【D号券とE号券の違い】同じ福沢諭吉でも見分け方は明確
福沢諭吉の一万円札を手にしたとき、最初に確認したいのは、表面のホログラムと裏面の図柄です。D号券とE号券は肖像が同じなので、人物だけでは年代を特定できません。
国立印刷局の「お札の基本情報」では、両券の違いとして、ホログラムの有無と裏面の図柄が示されています。主な違いは次のとおりです。
- D号券(1984年発行開始):表面にホログラムがなく、裏面にはキジが2羽描かれている。
- E号券(2004年発行開始):表面にホログラムがあり、裏面には平等院の鳳凰像が描かれている。
記番号の色も、年代を推定する手掛かりになります。D号券は1984年の発行当初、黒色の記番号でしたが、1993年12月1日発行分から褐色に変更されています。E号券も、2004年の発行当初は黒色で、2011年7月19日発行分から褐色の記番号が使われています。
ただし、記番号の色だけで券種を断定するのは避けましょう。紙幣の特徴を総合的に確認することが大切です。
「古い紙幣だから偽物」という判断は誤り
D号券は2007年4月2日に発行が停止されましたが、現在も有効です。ホログラムがないからといって、偽造紙幣とは限りません。そもそも、1980年代のD号券と2000年代のE号券では、採用されている偽造防止技術が異なります。
一方、F号券にはストライプ型3Dホログラムや高精細な透かしが採用されています。新旧の紙幣を比較する場合は、それぞれの券種に対応した特徴を確認してください。
【旧一万円札は今も使える?】有効期限と銀行での交換方法
聖徳太子の一万円札や、古い福沢諭吉の一万円札を見つけると、「もう使えないのでは」と心配になるかもしれません。しかし、日本銀行によると、銀行券は法令に基づく特別な措置がない限り、発行が停止されても通用力を失いません。
C号券・D号券・E号券は、いずれも現在有効な銀行券です。そのため、聖徳太子の一万円札も、基本的には額面どおりの1万円として使用できます。日本銀行が公表している有効な銀行券の一覧にも、これらの旧券が掲載されています。
「発行停止」と「通用停止」は別の意味
発行停止とは、日本銀行がその券種の発行を停止したことです。一方、通用停止は、法律上の措置などによって紙幣としての効力を失うことを指します。この2つは同じ意味ではありません。
歴代一万円札のC号券とD号券は発行停止になっていますが、現在も有効です。つまり、古い一万円札に一律の有効期限が設けられているわけではありません。
ただし、法律上有効でも、店舗のレジや自動販売機、ATMなどの設備が古い紙幣に対応していない場合があります。支払いに使いにくいときは、金融機関の窓口で相談するとよいでしょう。
旧一万円札を銀行で交換する手順
古い一万円札を現行の紙幣に替えたい場合は、次の手順で進めるとスムーズです。
- 券種を確認する:肖像や裏面の図柄から、C号券・D号券・E号券のどれに当たるか確認します。
- 取引銀行に相談する:窓口での預け入れや両替が可能か、手数料や必要書類を事前に確認します。
- 必要に応じて日本銀行に相談する:日本銀行は、流通に不便な旧券について、現在発行されている銀行券との引き換えを案内しています。
- 収集価値を調べる:希少な記番号や未使用に近い状態の紙幣は、交換する前に古銭専門店などで査定を受けることも検討します。
旧札を交換する際に気を付けたいのは、額面以上の収集価値がある可能性です。通常の紙幣として使えば1万円ですが、珍しい記番号や保存状態によっては、収集市場でそれ以上の価格が付くことがあります。希少性が気になる場合は、使う前に査定を受けるのが合理的です。
【プレミア価値はある?】記番号とエラー紙幣の見極め方
歴代一万円札の価値は、券種だけで決まるわけではありません。一般的な流通品は額面に近い評価となることも多い一方、未使用に近い紙幣や、珍しい記番号、製造工程で生じたエラー紙幣には、コレクター需要によってプレミア価値が付く場合があります。
額面以上の価値が期待される記番号
紙幣の記番号は、アルファベットと数字を組み合わせた識別情報です。収集家の間では、数字の並びが特徴的な紙幣などが注目されます。
- ゾロ目:111111や777777など、同じ数字が連続しているもの。
- 階段状の番号:123456など、数字が順番に並んでいるもの。
- キリ番:100000など、区切りのよい数字の並び。
- 若い番号:000001など、発行初期を連想させる小さな数字。
- 特徴的なアルファベット:記番号の始まりと終わりの組み合わせが珍しいもの。
2025年にAll Aboutが紹介した銀座コインオークションの事例では、数字部分が111111の渋沢栄一の一万円札が13万円で落札されたと報じられています。この紙幣はエラー紙幣ではなく、ゾロ目の記番号が評価された事例です。
ただし、この落札額をゾロ目紙幣全般の相場と考えるのは適切ではありません。記番号の組み合わせ、アルファベット部分、保存状態、出品時の需要などによって価格は変わります。出品価格と実際の落札価格、専門店の買取価格も区別して考える必要があります。
エラー紙幣の代表例と見分け方
エラー紙幣とは、印刷や裁断などの製造工程で、通常とは異なる状態になった紙幣のことです。代表的な例として、次のようなものがあります。
- 福耳:裁断のずれなどによって、通常の紙幣にはない余分な紙の部分が残っているもの。
- 印刷ずれ:図柄や文字の位置が、通常の印刷位置から大きくずれているもの。
- 印刷の欠落・重複:図柄の一部が欠けていたり、同じ部分が二重に印刷されていたりするもの。
- 記番号の不一致:本来一致するはずの記番号が、紙幣の表裏などで異なっているもの。
エラー紙幣の価値は、エラーの種類や程度、希少性、紙幣の保存状態によって大きく変わります。単なる汚れ、破れ、摩耗、折り目を製造エラーと誤認しないように注意してください。
また、見た目に珍しいからといって、必ず高額で売れるわけではありません。気になる紙幣を見つけたら、加工や修復をせず、複数の専門店に査定を依頼して比較するのが現実的です。
聖徳太子の一万円札はいくらになる?
聖徳太子のC号券は、1958年に発行が始まった歴史ある紙幣です。しかし、古いという理由だけで高額になるわけではありません。発行枚数や市場での流通量、紙幣の状態、記番号の希少性などが評価を左右します。
一般的な流通品であれば、額面に近い評価となるケースもあります。一方、折り目や汚れがほとんどない未使用に近い紙幣、珍しい記番号を持つ紙幣、希少な製造エラーがある紙幣は、額面を超える可能性があります。
査定前には、紙幣を折り直したり、汚れを落とそうと洗ったりしないでください。状態を損なわないように保管し、券種と記番号を確認してから専門店に相談しましょう。
【偽物と勘違いしない】手元の一万円札を確認するポイント
古い一万円札を確認するときは、現在の紙幣と同じ偽造防止技術が備わっているかどうかだけで判断してはいけません。C号券やD号券には、F号券のような3Dホログラムはありません。それぞれの時代に採用された技術に基づいて確認する必要があります。
国立印刷局や日本銀行が公開している券種別の情報を参考に、次の項目を順番に確認してください。
- 肖像:聖徳太子、福沢諭吉、渋沢栄一のいずれが描かれているか。
- 寸法:C号券は縦84mm・横174mm、それ以降のD号券・E号券・F号券は縦76mm・横160mmか。
- 裏面:鳳凰文様、キジ、平等院の鳳凰像、東京駅のどれが描かれているか。
- 透かし:光に透かしたとき、券種に応じた透かしが確認できるか。
- 印刷とホログラム:券種に対応した印刷の精密さや、ホログラムの特徴が見られるか。
古い紙幣では、長年の使用によって紙が縮んだり、汚れたりすることもあります。寸法や色だけで真偽を断定するのは避けましょう。違和感がある場合は、金融機関や専門機関に相談してください。
【一万円札歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:歴代の一万円札は全部で何種類ありますか?
A1:戦後の一万円札は、C号券・D号券・E号券・F号券の全4種類です。肖像は聖徳太子、福沢諭吉、渋沢栄一の3人で、福沢諭吉はD号券とE号券の2種類に採用されています。
Q2:聖徳太子の一万円札は2026年現在も使えますか?
A2:はい。1958年発行開始のC号券は、発行が停止されていますが、現在も有効な銀行券です。通常の支払いに使うこともできますが、店舗や機器によっては取り扱いが難しい場合があります。
Q3:福沢諭吉のD号券とE号券はどう見分けますか?
A3:D号券は表面にホログラムがなく、裏面に2羽のキジが描かれています。E号券は表面にホログラムがあり、裏面には平等院の鳳凰像が描かれています。
Q4:古い一万円札に有効期限はありますか?
A4:現在有効なC号券・D号券・E号券には、通常の有効期限はありません。発行停止になった紙幣でも、法律上の特別な措置がない限り通用力は失われません。
Q5:一万円札の記番号がゾロ目なら高く売れますか?
A5:ゾロ目はコレクター需要があるため、額面以上の評価につながる場合があります。ただし、すべてのゾロ目紙幣が高額になるわけではありません。券種、記番号の組み合わせ、保存状態、実際の取引事例を確認してください。
Q6:旧一万円札はどこで交換できますか?
A6:取引銀行に預け入れや両替の可否を相談できます。また、日本銀行は、流通に不便な旧券を現在発行されている銀行券と引き換える方法を案内しています。金融機関ごとに手続きや手数料が異なる場合があるため、事前に確認しましょう。
まとめ:旧札の価値は発行年・状態・記番号で判断する
歴代一万円札は、1958年発行のC号券から、1984年のD号券、2004年のE号券、2024年のF号券までの全4種類です。肖像は聖徳太子・福沢諭吉・渋沢栄一の3人で、同じ福沢諭吉の紙幣でも、D号券とE号券ではホログラムや裏面の図柄が異なります。
2026年現在、C号券・D号券・E号券は、発行が停止されていても有効な銀行券です。旧一万円札を見つけても、すぐに捨てたり、古いという理由だけで価値がないと判断したりする必要はありません。
額面以上の価値を調べたい場合は、まず券種、記番号、保存状態、製造エラーの有無を確認してください。特に、珍しい記番号や未使用に近い紙幣は、通常の支払いに使う前に査定を受ける選択肢があります。
【プロの結論】 歴代一万円札を見極めるうえで大切なのは、「紙幣として使える価値」と「収集品としての価値」を分けて考えることです。発行停止と通用停止を混同せず、公式情報で券種を確認し、プレミア価値が気になる場合は実際の取引事例や専門家の査定を参考にする。この手順が、旧一万円札を正しく扱い、価値を見落とさないための基本になります。 (出典: 一 万 円 札 歴代(Yahoo!ニュース))